日々のこと



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ご紹介いくつか


先日、某所でうたってきました。やはりライブはいいですねー。よくいっしょに演奏していただいたギターの柴山さんは、来年からニューオリンズで音楽活動をする予定でしばしのお別れとなります。最近ご自身のバンドでCDを制作し日本に置き土産を残してくれました。ジャムバンドやブラックミュージック好きの方必聴!サイトから試聴、購入申し込みもできますので、ぜひぜひお聴きください!
詳細は→ http://web.mac.com/uneribeya/iWeb/Holly%20Pink%20Elephant/Top.html

それから、学生時代のバンド仲間であり、多大な音楽的影響を与えてもらった友人であるショック太郎さんご自身のバンド「blue marble」のライブが近々あります。クオリティーの高いオリジナル楽曲を楽しみにぜひ足をお運びください!
イベント詳細は→ http://www.otomesha.com/
blue marble→ http://www.medianetjapan.com/2/20/music_audio/bluemarble/

2007/11/01


畑を耕す


サイトもリニューアルしたことですし、連日はりきって書いてみましょう!今日は農業を体験してきました。先月、地域の15家族が集まり、畑に大根の種を蒔きました。今日は二度目の手入れの日。なぜか我が家の大根の芽が特にもうもうと茂っています。同じように蒔いたはずなのに、何が違うんだろうと話題になり「農業経験がおありですか?」なんて質問まで。どうもちょっとした蒔き方の違いらしいのですが、本当にただの偶然。来週には間引きをし、かわいらしい大根ベビーリーフが我が家の食卓に登ることでしょう。今から楽しみ・・・。

♪今日のアルバム♪「Shine」 Joni Mitchell (待望のニューアルバム!)

2007/10/14


リニューアル!


ついにホームページが新しくなりました。更新がえらく長い間滞っていたため(のんびり構えすぎで)「アンさんは今帰国中なんですね」とか、「今は海外のどこに住んでいるの?」などの質問を受け、申し訳なく思いつつも、所在不明な感じを楽しんでいたというのも正直なところ。

この新しいサイトのトップの絵は「こころうた」のジャケットと同じもので、以前のサイトの絵同様、一央里さんの絵です。一央里さんとのジャケットの打ち合わせは、ある晴れた日にピクニックをしながら。一央里さんの絵は見るたびに違った解釈ができるような深遠なもの。仏画のようとも言われるそうです。芝生に座りながらお互いの絵と音楽にはどこか似たところがあるよねと盛り上がったものです。「こころうた」は子供に向けた母としてのアルバムと思われる方もおられるかも知れませんが、実はどの年齢の方にも普遍的に存在する心情を表わそうとしました。聴く毎に味わいの深まるスルメソングズとなってくれればとてもうれしいです。そういえば、以前に取材時に記者の方に「スルメのような歌をうたいたい」と言ったら、記事には「うたのスルメになりたい」と載っていて笑ってしまいました。

今後とものんびり日々のことなど書いていきます。どうぞゆったりお付き合いくださいませ!

2007/10/13


元気でにこにこ


好物は?と問われれば、新鮮な野菜、くだもの、と答えます。よく通う近所の八百屋さん。見た目は飾り気無く、そっけないくらいで通りすぎてしまいそうなお店なのですが、一歩踏み入れると、お店には、おやおや? はっぴーえんどやMarlena Shaw、70年代の涎垂ソウルなどが流れているではないですか。何だか面白い気配がするぞと思っていると、お店のご主人はミュージシャンでもあり、野菜、果物のマイスターでもあり、環境問題にもとても精通している方。声高にロハスを唱えることなしに、本物はひっそりと、一見地味にたたずんでいるものだなと思います。ご主人の選ぶ野菜、果物は安全なだけでなく、とにかく感動的においしい。そして、みんな元気な見た目をしています。かぼちゃはデザートみたいに甘く、大根は葉っぱまでおいしくいただきます。にんじんも皮まで捨てずにいただきます。りんごもまるかじり。ぶどうは種までばりばりと。ごみも減りました。元気でにこにこしたものを「おいしいねー、おいしいねー」と家族で、お友達と、みんなで味わって食べること。本当に幸せです。

2007/10/08


日々のあれこれ


暑い日々が続きますが、みなさん体調を崩してないですか?茹だる様な暑さの毎日、私は本を読んで過ごしています。読めば読むほど、ますます本を読みたくなる。人との出会いと同じで、どんな本に出会うかで、その後の人生が少し違ってくるようで。

友人からおすすめされた、「この味を知ったらもう他の醤油は買えなくなるよ」という醤油を買いました。「生」醤油なのですが、買うのは初めてです。今使っているのがなくなってから。どんな味か、楽しみ。

福島から桃をいただきました。桃の中でも「大トロ」の部類の桃だそうで、いやぁ、確かに瑞々しく、トロリと芳醇な桃でした。旬の果物、食材を食べるのは季節を感じる幸福な時間です。

昼夜問わず蝉の音が響いています。ある夜、その音がやけに大きいので扉を開けてみると、一匹が建物の廊下に迷い込んでいます。廊下の天井の蛍光灯めがけ、激しく何度も何度もこつんこつんぶつかっていきます。本当なら太陽めがけて飛ぶはずだったろうに、文明に迷い込んだ蝉の、そのひたむきであわれな姿よ。こつんこつんをしばらく見守りました。

昨日は戦争が終わった日。その日は、遠くなりつつあり、歴史の証人も少なくなってきた昨今、若いわたしたちはその痛みを生々しく想像してみなければならない。静かにその意味をかみ締めます。

2007/08/16


大地のパン


お産前後の時期、元気をたくさんもらった大地堂のドイツパンが忘れられず、配送を御願いした。自家製の小麦粉と水と塩だけというごくシンプルな素材から、かむほどに味わいの深まる素朴でおいしいパンが出来上がる。私もこんな風に素朴に生き、味わい深いうたをうたいたい。

暑い夏の夜にはこれを♪「Klassic Kitchener Vol.1&2」 Lord Kitchener

2007/08/09


独りの時間


産後の体力を戻すべく、夜子供が寝静まったあと最低30分間は体を動かす時間にあてている。もっとも、子供が小さいので、この30分の確保がなかなか難しくはあるのだが。はじめは散歩から初め、徐々に距離、スピードをアップ。サイクリングをしながら歌の練習をしたり、独りいろいろ考え事をしたり。めまぐるしい日々の中、孤独な時間を持つことは重要だ。近所には木がたくさんある広い公園があり、夜の緑の中を進みながら、自分を振り返る。二人子供が生まれ、今私はどこにいて、どこに進もうとしているのだろう。月を仰ぎながら、一日を終えた日本にいて、裏側では朝を迎える国があることを思う。10年後にはどんな自分に、どんな家族になっているだろう。世界はどんな風に変わり、どんな風に変わらないのだろう。私は、今生きていて、いつか生きていないのだろう。今を大切に生きようと改めて心に思い、家に着く。

♪「Someday we'll all be free」 Donny Hathaway

2007/08/03


みなさんのこころに届きますように


「こころうた」が発売になり、雑誌、新聞の取材をたくさんお受けしている日々です。アルバムについていろいろご質問を受け、自分でも改めて振り返ってみていますが、アルバムを聴くみなさん各々の様々な解釈をお聞きできて、興味深いものがあります。いつも面白いのは、同じ曲でも、相反する感想を持たれることがあるということで、例えばある曲を「さらりとしている」と言う方があるかと思えば、一方で「情感に富んでいる」と言う方がいらっしゃる。曲をお届けする側からすると、ご感想をどのようにも持っていただき得る音楽を作りたいと常々思っているので、とてもうれしい限りです。

去年一年、ライブで日本各地をぐるりと回り、リスナーの皆さんをたくさん身近に感じられる幸せな時間を持ちました。その時に肌で感じたのは、日本で歌をうたうには、日本語が一番伝わりやすい、ということでした。徐々にアルバム収録曲の中に日本語が増えてきたのはそういう理由です。自作の曲がたくさん含まれているのは、ライブでカバー曲を歌っているうちに、だんだん自分に似合う服は自分で縫うが一番、というような気持ちになってきたからです。子供が寝静まった夜にむっくりと起き上がり、密やかに作りましたが、これまでいろんな音楽を聴いてきて、歌をうたってきて、頭の中のメロディーが飽和状態になってきたように感じていた時だったので、曲は自分でもびっくりするくらいにすらすらと出来上がりました。一曲出来るとすぐに自分で弾き語りのデモを作り、担当の方に聴いていただくと、褒め上手なのかな、いつも喜んでいただけるので、それがとてもうれしくて、何曲も作っていきました。絵もそうですが、真っ白の何も書いていない画用紙に自由に描いていく楽しさがあります。それは、実はこれまで自分が生きてきた軌跡のようなものでもあるような気がします。私のこころの中だけにあったメロディーが、たくさんの方々のこころの中に響き、各々がひっそり持っているこころの引き出しに引っかかり、それによって喜んだり、涙を誘ったり、笑ったり・・・。これはなんとすてきなことでしょう。

2007/07/21


新鮮野菜の直売所


産前、産後で主人の田舎に帰っていた。実家は「ホーホケキョ」や野猿の「キッキッキー」などの動物の鳴き声や、木のさわさわする音以外には無音の静寂の地にある。あまりに静かで「シーン」という音が聞こえてきそうな程。また土地が肥えている地域なので、野菜がおいしく、取れたて野菜の直売所に通いつめ、新鮮な野菜や果物を日々食べていた。

そして、今、元の住まいに戻り、恋しいのはあの新鮮な野菜たち。ところが、今の住まいのごく近くにも野菜の直売所を発見。仲良しの新聞屋さんのYさんはいつも地元をバイクで駆け巡り、かなりの地元通で、いろんな情報を教えてもらったが、今回もそのYさんより知った。早速行ってみると、田舎に負けないくらいの元気なお野菜たちが並んでいて、かなりうれしい!早速、煮物にしたり、生でバリバリ、おいしく食べてます!新鮮さに勝るおいしさの秘訣はなし!

でもやっぱり、子どものことを考えると、田舎の自然の中をおもいっきりのびのび走り回らせてあげたい。私が働ける病院もあり、山あり、海あり、川ありの田舎。どこかにないだろうかなぁ。情報募集中!

2007/07/01


ニンプと酒場


二回の妊娠出産、授乳期間のため、お酒類をずっと絶っている。もともと、それほど大好きというわけではないのだが、飲めないとなるとなぜかとてもおいしそうなものにみえてしまう。里帰り中、うまそうに酒をたしなむ父を横目にうらやましく眺めていると、なめるだけならいいんじゃないか、とグラスを差し出す小児科医の父。本当にいいの?とかいいながら、なめるより少し多めに一口すすると、その一口がおいしいのである。そんな時期に一番見ていた番組は吉田類さんの「酒場放浪記」。にやけたおじさんがおいしそうに酒をすする姿がまた憎らしいのであった。この番組のバックミュージックが絶妙で好きである。

♪ 「One scotch, one bourbon, one beer」 Amos Milburn

2007/06/26



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